4月7日、気仙沼のご当地アイドルSCK GIRLS(産地直送気仙沼少女隊)のライブと新メンバーSCK KIDSのお披露目が行われた、雨のため当初の”気仙沼復興商店街 南町紫市場イベント広場”から、レッスン場としても使用している”子ども広場 みなみまち cadocco”に会場は変更された。大荒れの天候の中ではあったが多くの熱心なファンやメディア関係者が会場に駆けつけた。
今回のイベントはリーダーのリセさんが一人で企画したものとのことで、まずはサブリーダーのマリカさんとのユニットによる「M@RISEnboN のテーマ」「毘沙門天」が披露され会場を温めた。
続いてはリセ、サトミ、マリカ、カオルコ、リノ、アリサ、マリフィー、トモカ、リン、ミオン、カレンの11名のSCK GIRLSメンバーが登場、支援してくれた世界中の人への感謝を歌ったデビュー曲「ありがとうの言葉」、新曲「Future この街の子どもたち」、昨年出場したU.M.U AWARD2012のファイナリストアイドルが一同に集結し、日本を元気にしようと歌った曲、「サクラサケ日本」をカレンをセンターにして披露した。
仙台のシンガーソングライター安部ひとみさん、まほさんとSCK GIRLSの選抜メンバーで編成されるユニット”Fragrance”(フレグランス)。その中のSCKのメンバー、リセ、リノ、アリサ、マリフィーの4人の”Fragrance K”が「気付いて」「ドキドキチキンハート」の二曲を披露。
SCK GIRLSのグッズがもらえるじゃんけん大会には多くの子供たちが参加、その最中北海道・函館市の非公認PRキャラクター『てるひこ』が突如訪問しメンバーを驚かせた。
ついにお披露目となったSCK KIDSの6名にカレンが加わり「天使の梯子(はしご)」を披露した。
過去最大の17名で披露された「ありがとうの言葉」
後列左から、カレン(SCK GIRLS)、ナツキ、ナツミ、アオイ
前列左から、キョウカ、リカコ、アオイ
SCK KIDSとして発表されたメンバーだがSCK GIRLSに付随する別ユニットではなく、年齢等は関係なく実力でのSCK GIRLS⇄SCK KIDSメンバーの入れ替えがあるとのことだった。
当初は被災した気仙沼とその近隣に住む少女たちに笑顔を取り戻そうと結成したSCK GIRLS、地元宮城・気仙沼のみならず、東京・名古屋とその活動範囲をひろげており、昨年末には市から「気仙沼復興メッセンジャー」に任命されるなど、その役割にも変化が求められつつある。いわゆる、”遠征”にはより先鋭化した選抜メンバーが、そして(実力以外にも、個人的な都合によっても)地元や近県で活動するメンバーとに分かれるということで、すでに遠・近2か所の予定が入っているスケジュールになっているとのこと。
「気仙沼復興メッセンジャー」 として「気仙沼の今の状況を全国の人たちに伝え、この町に来てもらえるようにしたい」という想いと、ご当地アイドルとして「まだまだSCKのことを知らない地元の人たちに愛されるように頑張っていきたい」という想い、そして各々の夢を実現するためにメンバーの意識も、体制も変わっていく必要があるだろう。その模様をこれからもお届けしたいと思う。
[文・三浦弘樹]
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