9日、仙台市太白区あすと長町のゼビオアリーナ仙台にて『東北限定 LAWSON Presents ジモドルフェスタ 2014 WINTER』が開催された。東北6県を代表する9組のジモドル(=地元のアイドル)と東京からのゲストユニット3組を加えた計12組が夢の競演を繰り広げ会場は熱い盛り上がりを見せていた。
年明け1月7日から大手コンビニチェーンのローソンが地産地消をテーマに地域活性化として東北6県のジモドルと東北限定でタイアップキャンペーンを行い一日店長や、地元産品を使用した商品展開などで地元を盛り上げてきた。今回のLIVEはそのキャンペーンの一環として開催されたもので、ゲストユニットとして昨年夏の関東甲信越限定「ジモドルフェスタ2013 SUMMER」の東京代表に選出されたアップアップガールズ(仮)とpalet、そして宮城県女川町と係わりの深い先月、全国ツアーで東北3か所を訪れたばかりのBiSが出演するなど豪華な顔ぶれとなった。
アリーナ内に特設されたステージ上には2つのお立ち台と後方に一段高いサブステージ、頭上には 4面大型センタービジョン・9つにブロック分けされたオールスタンディング席に詰めかけた1,200人を超える観客、アリーナ独特の高い天井の開放感は観客のみならず、出演者にも大きな興奮を与えたようだ。
トップバッターは宮城のダンス&ボーカルユニット”Party Rockets”がメジャーデビュー曲である『弾丸ハイジャンプ』でライブをスタート、昨年末にはリーダーの渡邉幸愛が脱退、SUPER☆GIRLSへの移籍を発表するなど紆余曲折があったが、4月9日には4枚目となるニューシングル「Let’s Go!!」をリリースする3人で『ロッキンホースバレリーナ』『Let’s Go!!』『セツナソラ』『RAINBOW!』の計5曲を力強く披露してオープニングを熱く盛り上げた。
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りんご娘
近年、全国的なブームとなっている「ご当地アイドル」の草分け的存在であり、東北で最も長い活動歴を持ち、地元青森県ではほぼ100%という認知度を誇る”りんご娘”、音楽・芸能活動を通して情報発信し地元青森の活性化と、全国・海外の第一次産業をエンタテインメントで盛り上げることを目標としている彼女たちが『農業活性化アイドル』として現在のメンバー”とき”と”王林”の2人と、妹分ユニットである”アルプスおとめ”から佐藤が、りんご娘練習生”リーフ”から福士、葛西の3人が登場すると会場は歓声に包まれた。
先月、”パワーアップる!弘前産りんご PRキャラバン”で仙台を訪れたばかりの2人だが、このメンバーでの仙台での本格的なステージは今年初、挨拶代わりにデビュー曲の「LOVE & SOLDIER」を披露すると、地元ではおなじみの”身長シャキーン!”の自己紹介で15歳で173cm・170cmという2人のスタイルの良さに会場がどよめく。
青森のPRのために津軽弁を使っているりんご娘、2曲目はその方言を使った『だびょん』を歌う、だれでも簡単な振付けで参加出来る、会場が一体になれるご当地ソングとして、ライブには欠かせない曲。1,000人規模での「だびょんだびょんだびょん」は壮観だ。
間髪いれず3曲目はザ・ピーナッツの往年の名曲『恋のバカンス』をカヴァー。
「あの日から私たちも変わりました、震災がありましたけども、親がいる有難み、友達がいること、そして皆さんと会えて繋がりってほんと大事だなって、私たちは幸せ者だなって、実感させられました。」と、ときが語ると、『人との繋がり、出会いや感謝の気持ちが込められた曲」だという『トレイン』を最後に披露、震災後に新たに再レコーディングされた3番の歌詞を加えた1番+3番の『トレイン』”復興応援バージョンを熱い思いを込めて歌い上げると会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
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